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2025.07.02 11:30

Android 8・9のスマホは、8月5日からグーグルChromeのアップデートを受けられない

viewimage / Shutterstock.com

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死と税金以外に人生で確実なことがあるとすれば、グーグルがセキュリティ上の新たな脆弱性を突いた攻撃を防ぐために、Chromeウェブブラウザーを頻繁に更新するということだ。だが、その保証は、米国時間2025年8月5日から約3億台のAndroidデバイスを使用しているユーザーにとっては失われる。これから、知っておくべきことをお伝えしよう。

3億台のAndroidデバイスがChromeのセキュリティ更新を受けられなくなる

最新の推定によると、Androidの総ユーザー数33億人のうち、4%がAndroid 8を使用し、5.8%がAndroid 9を使用している。この割合は全体に対して大きな数字ではないように見えるかもしれないが、それでも3億台を超えるデバイスが該当する。そして、これらの3億台のデバイスは、米国時間2025年8月5日からグーグルChromeブラウザーのセキュリティ更新を受けることができなくなる。なお、Android 8.0は2017年にリリース、Android 9.0が2018年リリースされたものだ。

グーグルのChromeサポートマネージャーであるエレン・Tは、グーグルChromeのコミュニティ投稿で、「Chrome 138はAndroid 8.0およびAndroid 9.0をサポートする最後のバージョンです」と正式に表明した。Chrome 139は米国時間8月5日にリリースされる予定で、これにはAndroid 10.0以降が必要であるため、今後のChromeアップデートを受けるためには「デバイスがAndroid 10.0以上でなければなりません」とエレン・Tは述べている。

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翻訳=酒匂寛

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