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2025.06.04 16:00

インスタグラムの「iPad版アプリ」が登場へ、著名アナリストが予測

Bangla press / Shutterstock.com

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インスタグラムは、見応えのある写真やビデオをスマートフォンで楽しめるアプリとして広く使われているものの、より大きな画面のiPadに対応することを待ち望む声も以前から上がっていた。

そんな中、インスタグラムの親会社メタが、今後数カ月以内にiPadに最適化したインスタグラムを提供するかもしれないとふたつのメディアが報じている。ニュースサイトThe Informationは4月にメタがiPad向けのインスタグラムの開発を進めていると報じ、これに続きアップル関連の情報サイトMacRumorsがこの件を掘り下げて伝えた。iPadでインスタグラムを使用するユーザーは、これまでiPhoneアプリやブラウザーに頼っていたが、今後はその必要がなくなるかもしれない。

さらに最近では、ブルームバーグのマーク・ガーマンも6月2日の自身のニュースレター「Power On」でこの話題を取り上げた。「最初のiPadが登場してから約15年が経過した今、WhatsApp(ワッツアップ)もタブレット版が利用可能になっている。このことは、最も期待されているiPad版インスタグラムの登場が近いことを示唆している」と彼は述べている。ガーマンによると、メタの従業員はすでにこのアプリをテスト中で、「すべてが計画通りに進めば、今年中にリリースされる可能性が高い」という。

メタのもうひとつの主要アプリであるフェイスブックは、2011年からiPadに対応していたが、WhatsAppがiPadに登場したのは2025年5月になってからのことだった。iPad版インスタグラムの登場が遅れた背景には、正方形の画像が長方形のiPadの画面上でどのように見えるかという懸念があったと考えられている(訳注:インスタグラムは、スマートフォンでの閲覧を意図した正方形[縦横比1:1]の画像が多く、iPadの画面で快適なユーザーエクスペリエンスを得られるか懸念した可能性がある)。

「解像度が低い画像は、大きなスクリーン上で画質の粗さが目立ちやすくなる。しかし、今ではテクノロジーの進歩によってiPadに最適化されたインスタグラムのエクスペリエンスが、ついに実現に近づいている」とガーマンは説明している。

iPadは写真を美しく表示できる点に定評があり、とりわけ13インチのOLED搭載iPad Proの画質は素晴らしい。筆者は、個人的にはiPadをカメラとして使いたくないと考えてきたが、このタブレットが静止画や動画を撮影する上でも優れている可能性は認めざるをえない。ディスプレイが優れたビューファインダーとして機能し、構図を決める上で最適なツールとなるからだ。

iPad版インスタグラムの登場がいつになるのかはまだ不明だが、このアプリは多くの人たちを喜ばせることになりそうだ。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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